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| インプラントとは? | インプラント治療の順序 | なぜインプラントがいいの? | 従来の治療法 | |
インプラントとは? |
人は永久歯を失うと残念ながら二度と生え変わってきません。
そのため今までは『入れ歯 』や『ブリッジ』(歯が抜けてしまった場合に、両隣りの歯を削って土台を作り、橋渡しをするように人工の歯を入れて欠損部分を回復するものです。)
などを用いるしかその部分を補う方法はありませんでした。しかし『入れ歯』だとまず違和感があり固いものがうまく噛めない、発音がおかしい、また長く使っている間に合わなくなってガタついてきたりする場合があります。
ブリッジをするためには抜いた歯の前後の歯を支えにしてかぶせて固定するため、前後の歯を削らなければならなくなります。
前後の歯が健全歯の場合でも削る必要が出てくると言う事です。当然削った部分は元には戻りません。
このように歯を失ってお悩みの方に新しい治療法『インプラント治療』をご紹介いたします。
失ってしまった白分の歯の替わりに、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して噛み合わせを回復する治療法です。固定性であるためガタついたりせず、自分の歯のように噛めるようになります。
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インプラント治療の順序 |
1.審査と治療計画
インプラント治療に必要な審査を行いインプラントの治療が可能かどうかを診断してもらいます。
当院では2024年1月に歯科用CTを導入し、それを3D処理したもので骨の幅、深さ、骨密度などしっかりと把握した上で計画をたてていきます。
なぜならそれが手術の成功へ、しいてはその手術を受ける患者様の安心へとつながるわけですから。
最適なサイズの仮想のインプラントを埋めて、いわばオペをする前に一度シュミレーションするわけです。
2.フィクスチャー埋入の手術
歯の根に相当する部分インプラントの部品(=フィクスチャー)を手術により顎の骨に埋入する手術を行ないます局所麻酔を用いて行ないますので、安心して手術を受けることができます。
3.治癒期間
この後、骨とインプラントがしっかり結合されるまでの治癒期間を設けます。(3〜6ケ月)治癒期間は骨の質などにより個人差があります。
この間、必要に応じて仮の歯を入れることもあります。
4.アバットメントの連結
人工の歯の支台となるインプラントの部品(=アバットメント)をフィクスチャーに連結します。
この時、簡単な手術を行う場合もあります。
5.人工歯の装着
インプラントを含めたお口の中全体の印象採得(=型をとること)を行ないます。
その型に従い人工の歯を作製します。その後、アバットメントの上に人工歯を装着して完成です。
6.メンテナンス
インプラント治療の終了後、インプラントを長持ちさせるためには、適切なホームケアと定期的な検診が不可欠です。
先生の指導に従い正しい歯みがきをこころがけてください。また、半年に一度、定期検診を受けインプラントの状態を先生に診てもらうようにしてください。 |
歯を1本失った場合 |
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失った部分にインプラントを1本挿入します。
従来は、健全な両隣の歯を削ってブリッジを用いて治療していましたが、インプラントを用いると健全な歯を傷つけることなく治療を行うことが出来ます。 |
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歯を何本か失った場合 |
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従来は局部的な入れ歯を用いて治療を行っていましたが、インプラントを何本か用いて治療を行います。
入れ歯を固定するための金具のバネによる違和感はもちろんありません。 |
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なぜインプラントがいいの?インプラント(人工歯根治療) |
骨との親和性の高いチタン金属の人工歯根を利用することにより、自分の歯と同じような感覚で食事をしたり、 お話したり出来る新しい歯科治療の技術です。
インプラントの長所
(1)かみ心地は自分の歯とほぼ同じ。
(2)周りの歯を傷つけない。
(3)見た目がきれい。
(4)人工の歯が骨となじみ違和感がない。
(5)自分の歯を保護する。 |
従来の治療法 |
義歯=入れ歯
短所
@隣の歯が虫歯になりやすい。
A顎の骨がやせてくる。
B自分の歯を犠牲にします。
C見た目(審美性)が悪く、かみ心地(咬合)がよくない場合もある。
ブリッジ(両側の歯を削ってブリッジを固定する)
短所
(1)両側の健康な歯を犠牲にすることがある。
(2)歯の抜けた所の骨がやせる可能性がある。
(3)顎の骨がやせると歯並びが悪くなることもある。
※以上のことから、従来の治療法での短所をインプラント治療ではカバーすることができるのです。
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